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火事と北海道の住まい

更新日時:2014-03-19 14:44:59

http://www.city.ebetsu.hokkaido.jp/site/firedep/412.html

寒さの厳しい北海道では、暖を取る行為から火事に繋がることが度々起こっています。

江別市では平成元年から平成25年までの25年間の火災累計件数972件のうち、建物火災が536件で、全体の半数を占めています。近年では内装に燃えにくい家財を使用したり安全装置付きの調理器具、暖房器具が普及したりしていますが、火災を完全に食い止めるには至っていません。

建物火災の原因で特徴的なものは、タバコの火を消し忘れる、天ぷら油を加熱していたことを忘れる、グリルで魚を焼いていたことを忘れる、という、火器の取り扱いの不注意や不始末、火に対する知識不足や自信過剰からくるものです。

日常生活で大切なことは「コンロの周囲に燃えやすいものを置かない」、「電気器具の蛸足配線をしない」、「灰皿にタバコの吸いさしを残したままその場を離れない」などの注意を払うことです。

また、火災の死傷者は65歳以上の高齢者が半数以上を占めており、その原因が年齢からくる身体機能の衰えや判断低下による「逃げ遅れ」、コンロでの「着衣への着火」が挙げられます。今後の高齢化社会の進展に伴い、住宅での火災により、高齢者の被害者の増加が予想されますが、火災による被害を防ぐためには、高齢者自身の自覚はもちろんのこと、周囲の人々が高齢者の生活習慣に気を配りながら、火の用心について考えることが重要です。

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